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国際有識者委員会

国際有識者委員会は、科学館をはじめ、経済、文化、政治、教育、メディアなどの多様な分野を代表する有識者の方々から構成される委員会です。いずれも、SCWS2017の取り組みにご賛同くださった方々で、SCWS2017の開催やミッションについて、広く世界に発信していきます。

Dr. Rob Adam
スクエア・キロメートル・アレイ(SKA) 所長
Dr. Peter Agre
ノーベル化学賞 (2003)/ブルームバーグ特別名誉教授/Johns Hopkins Malaria Research Institute, Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health学長
Mr. Tadao Ando
建築家/東京大学名誉教授
私たちは、資源・食糧・エネルギーの限られた地球の上で生きていますが、世界の人口は増える一方です。文明の中心は西欧諸国からアメリカに移り、現在ではアジアに移行しつつあります。そのアジアには、圧倒的な数の人間が住んでいます。その全員が、欧米人と同じ生活環境を求めたら、地球は一体どうなるでしょう。地球環境といかにして共生していけばいいのか、一人一人が「知る力」「考える力」を養い、地球の未来をつくっていかなければなりません。SCWS2017が、その契機となることを期待しています。

*Photo by 林景澤
Dr. Yuichiro Anzai
日本学術振興会 理事長
研究者による学術研究から創造される独創的な知は、これまでも人類社会の発展と存続に大きく貢献してきました。同様に社会の各分野から生み出される知を集合させて、社会的課題に取り組む行為もまた、人類の知的営みのひとつであり、複雑な地球規模課題を解決するためには分野や業界を越えた更なる連携が求められると考えています。SCWS2017が、あらゆる分野から多様な知を持ち寄り、課題解決のために集う場となることを願っております。
Ms. Irina Bokova
UNESCO事務局長
Dr. Ana María Cetto
メキシコ光博物館(UNAM)館長
Dr. Franklin Chang-Diaz
アド・アストラ・ロケット・カンパニー CEO、宇宙飛行士
Dr. Cheng Donghong
中国科学技術協会(CAST)副会長、中国自然科学館協会(CANSM)会長
Prof. Anusuya Chinsamy-Turan
ケープタウン大学 古生物学者/世界科学アカデミー(TWAS) 2013受賞者(サブサハラ地域:科学における一般普及・啓蒙について)
Dr. E. William Colglazier
アメリカ科学振興協会 (AAAS)科学外交主任兼科学外交センターシニア研究員
Prof. Farouk El-Baz
ボストン大学リモートセンシングセンター所長
Dr. Fabiola Gianotti
欧州原子核研究機構(CERN) 所長
HRH Princess Sumaya bint El Hassan
ヨルダン・ハシェミット王国王立科学協会会長
Mr. Tamaki Imai
tamaki imai
公益財団法人NHK交響楽団 理事長
社会や経済の問題が複雑に絡み合う現在 、持続可能な未来に向けて多様なステークホルダーが科学的な知見に基づいて議論を深め、連携していくことが必要です。そのためには、世界のさまざまな地域や幅広い年齢の人々の問題意識を喚起し、結びつけるためのコミュニケーションが不可欠となります。芸術、そして音楽は、その大きな原動力となるでしょう。
SCWS2017を通して、ステークホルダーそれぞれの活力が刺激され、さらなる議論と連携の輪が広がり、持続可能な未来に向けた新たな一歩につながることを期待します。
Mr. Kazuhiko Ishimura
公益財団法人旭硝子財団 理事長
Dr. Mae Jemison
ジェミソングループ株式会社創始者/宇宙飛行士/医師/エンジニア
Mr. Shuji Kanoh
フジ・メディア・ホールディングス 代表取締役社長
Mr. Tsuneo Kita
株式会社日本経済新聞社 代表取締役会長
Dr. Alan I. Leshner
アメリカ科学振興協会(AAAS)名誉CEO
Prof. Low Teck Seng
シンガポール国立研究財団 CEO
シンガポール国立研究財団は、私たちの研究開発が国内外のニーズに沿った解決策に資するよう、研究機関と産業界のつながりを強化することを目指しています。
サスティナブル・スマートシティ研究開発への投資など、持続可能な社会を実現するために私たちが行っている主要な地球規模課題への取り組みについて、小さな島国・シンガポールからの視点を提供していきます。
Prof. Barry Marshall
ノーベル生理学・医学賞 受賞者 (2005)/西オーストラリア大学
科学技術がかつてないスピードで世界に変化をもたらしている今日、科学館は科学や科学がもたらす発展に市民がアクセスし、更には参加できるように促す役割を果たしています。それと同時に、科学館は、教師が生徒達のやる気を引き出す方法や、指導に自信を持つ方法を示したり、家族が一緒になってわくわくしながら勉強するような機会を与えたりしています。SCWS2017が、科学館のリーダー、科学者、ビジネスリーダー達によって、社会が持続的に繁栄するためのアイディアを共有・議論される場となることを期待しています。
Prof. Gordon McBean
国際科学会議(ICSU) 会長
国際科学会議(ICSU)は、科学の社会貢献を世界的に推し進める、という大きな使命を担っています。ICSUが主導するFuture Earthは、持続可能な社会を目指して科学と社会がともに変容することを目的としたプロジェクトです。政策立案者・決定者をはじめ、社会の様々なステークホルダーと科学コミュニティの対話を促進するSCWS 2017への参加を、とても楽しみにしています。
Mr. Zenji Miura
株式会社リコー 代表取締役 社長執行役員
いま、私たちが暮らす地球、そして社会は、環境問題や紛争・貧困問題など数多くの問題を抱えています。それらの問題を解決し、地球環境を含むサステナビリティをいかに向上させるかは人類にとっての喫緊の課題です。その中で、資金力はもとより、有能な人材、イノベーションを生みだし続ける技術力、グローバルな事業展開力などを持つ企業には、社会が抱える課題に関してより責任をもった行動と具体的な解決策の提供が求められていると認識しています。SCWS2017で様々な分野の皆様と議論を深めることが、企業による社会への更なる貢献への布石になることを期待しております。
Mr. Issey Miyake
株式会社三宅デザイン事務所 デザイナー
文化は世界のあらゆる垣根を越えて人々をつないでいく普遍の共通言語です。その一つである芸術やデザインは、人々に科学・技術の本質を直感的に伝え、社会の様々な場面でコミュニケーションを促す強い力を持っています。私たちの地球を未来につなぐ為に必要な人類の知恵の一つなのです。SCWS2017を通して、芸術やデザインと科学・技術、多様な出会いが新しい価値の創造につながることを期待します。
Dr. Phil Mjwara
南アフリカ科学技術省(DST)事務次官
Ms. Yoshiko Mori
森美術館 理事長
ミュージアムは、来館者が楽しみながら刺激を受ける場であり、また展示作品を通じてあらゆる年齢・地域・国の人々が、社会における様々な問題を自由に話し合うフォーラムでもあります。一方、最先端の科学とアートはともにその時代を反映し、互いを触発し合いながら発展しています。SCWS2017で醸成されるパートナーシップを通して、科学館をはじめとするミュージアムの機能が活性化され、ひいては地球規模の課題の解決に貢献することを期待します。
Dr. Takashi Onishi
日本学術会議 前会長
日本の科学者が毎年のようにノーベル賞受賞していることもあって、科学技術への関心が高まっています。こうした時期に、高校生や中学生が、宇宙、海洋、地殻、さらに人体や社会等、身の回りの未知の世界に関心を持って、科学の勉強に力を入れるといいですね。科学館は、多様な視点で科学の対象を提示することで、若い好奇心を掻き立てる宝庫であり、その充実と科学館サミットの成功に期待します。
Dr. Mazlan Othman
マレーシア科学アカデミー審議委員/国際連合宇宙局(UNOOSA) 元局長 (1999-2002, 2007-2013)/マレーシア国立宇宙局初代局長
Sir Roger Penrose, O.M., F.R.S
オックスフォード大学数学研究所数学名誉教授、ウォドム・カレッジ名誉フェロー
科学技術が私たちの世界に与える影響はますます強まっています。重要なのは、一度立ち止まって、科学技術の発展が孕(はら)んでいるものを確認したり、異質に見える領域が実は互いにかかわり合って、未来の社会に影響を与え得るのだと理解することです。SCWS2017は、科学技術の発展とテクノロジーの影響にかかわるさまざまな組織が一堂に会する、貴重な機会となるでしょう。
Dr. Eduardo Posada
コロンビア科学振興協会(ACAC)会長
Dr. María Teresa Ruiz
チリ大学天体物理学センター 所長
Dr. Sadayuki Sakakibara
一般社団法人 日本経済団体連合会 会長、東レ株式会社相談役
グローバル化やネットワーク化が進む中、世界は今、産業構造や社会構造の変革に迫られております。また、気候変動、資源・エネルギー問題など、地球規模の課題にも直面しております。我々経済界は、革新的技術の開発と普及に取り組み、こうした課題の解決に貢献していく所存です。
SCWS2017を通じて、経済界をはじめ、世界の科学館、研究機関、政府、NGO/NPOなど多様なステークホルダーが意見を交わし、将来ビジョンを共有することで、世界がつながり、豊かな未来への着実な一歩になると期待しております。
Prof. Brian Schmidt
ノーベル物理賞 受賞者 (2011)/オーストラリア国立大学副学長
人類の好奇心は科学の発展の源であり、そこから生み出されてきた科学技術は私たちの生活に多大な影響を与えてきました。現代において、科学技術は私たちが直面している地球規模課題の革新的な解決を生み出すことが期待されています。あらゆるステークホルダーとの連携を通して解決に向けた新しいアプローチが模索されることで、科学技術は私たち人類の繁栄に更に大きく寄与することでしょう。SCWS2017の開催は、研究の場だけでなく、科学が社会全体を豊かにするきっかけになると確信しています。
Dr. Manju Sharma
インド・バイオテクノロジー省元事務次官、国立インド科学アカデミー 元学長、ニューデリー・アドバンス・リサーチ研究所 会長兼エグゼクティブ・ディレクター
Dr. Hideki Shirakawa
筑波大学名誉教授、工学博士、ノーベル化学賞受賞者(2000年)
Mr. Chi-ming Shun
航空気象委員会会長、香港天文台所長
Dr. Hayat Sindi
the Institute for Imagination and Ingenuity (i2 institute) 創始者・CEO
Ms. Atsuko Toyama
公益財団法人トヨタ財団 理事長、第2代文部科学大臣(2001-2003)
地球温暖化による自然災害、資源エネルギー、ITの加速度的発達がもたらす問題など、世界各国は共通の課題に直面しています。その解決に向けてコミュニティ、自治体、国や共同体など様々なレベルでの意見集約と政策決定が必要になります。そのためには、社会全体が科学的な観点から議論を進めなければなりません。日本科学未来館が開催するSCWS2017で日本やアジアの優れた有識者が世界の各界代表と意見を交わすことにより、課題解決の一端に貢献することを願っています。
Dr. Vaughan C. Turekian
米国務省国務長官付科学技術アドバイザー
Prof. Shinya Yamanaka
京都大学 iPS細胞研究所 所長・教授、医学博士、ノーベル生理学・医学賞受賞者(2012年)
Prof. Hiroyuki Yoshikawa
国際科学技術財団 会長、国立研究開発法人 科学技術振興機構 特別顧問